音楽をする人にとって一つの特技や、できるとカッコいいことの代表的なものが耳コピだと思います。
耳コピとは、簡単に言えば楽譜等が無い状態で、聞いた音楽をピアノやギター等の楽器で再現して演奏したり、楽譜に起こしたりできることです。
確かに、テレビ等で流れてきた音楽をそのまま弾けたりするのはカッコいいですよね!
では、耳コピができる人は一体どれくらいいるのでしょうか?
いろいろと調べてみたので、耳コピできる人の割合や、やり方、コツを紹介していきます。
まず、耳コピができる定義はどこからなのでしょうか?
どうやら諸説ある感じではあるようですが、だいたい耳で聞いたメロディーを再現して弾ける、楽譜におこせれば耳コピできると言えるようです。
耳コピができる人の割合でいえば練習すれば誰でもできる技術といえます。
耳コピのやり方は!基本的なテクニックを紹介!
基本的なやり方とされているのが、まずはキーを探すことです。
キーは、身近なところだとカラオケの採点機能なんかがそうです。
この曲のキーはここまでのようにピアノが表示されて鍵盤に色がついているのを見たことがあるのではないでしょうか?
転調というものもあるので一概には言うことができませんが、ほとんどの曲はキーの中で音階が決まっているので、耳コピする際は次の音の予測がしやすくなるということなんですね。
初心者の方は、少し面倒かもしれませんがメジャースケールを一つずつ試していって、しっくりくる音を探すという方法が良いでしょう。
メジャースケールというのは簡単にいえば、高さの違うドレミファソラシドです。
これをすることで、音を覚えるのに役立ちますから、次以降の耳コピの際に楽になります。
これができない人は、まだ耳コピができる段階ではないので、基本的な音感を鍛えるトレーニングをオススメします。
キーが分かれば耳コピ開始です!と言いたいですが、耳コピしたい曲やフレーズを歌や鼻歌で細部まで再現できますか?
カラオケで歌を歌うのも、メロディや音程をある程度覚えているからです。
じつはこれが一番簡単な耳コピの一種といえます。
細部まで歌って再現できるのであれば、その音を探していくだけなので、単音のフレーズくらいならある程度簡単にコピーできると思います。
次はコードを含むフレーズの耳コピです。
コードは複数の音が重なっていますが種類が多く、単純なものから複雑なものまで様々です。
これを繰り返してある程度慣れることができたら、弾き語りのようなギター+ボーカルやベース+ボーカルのような音の種類が増えたものに挑戦していきましょう。
まずは、ボーカル部分を耳コピして、メロディやフレーズをコピーしていきます。
次は、ベースやギターのコード進行を含む音を耳コピします。
このようにして、耳を慣れさせていきバンドのような何種類もの楽器が入り乱れる音源の耳コピが可能になっていきます。
耳コピができようになるコツ!大切なことはここで決まる
耳コピのコツは無いのでしょうか?
コツといえるのは上に書いた単音のフレーズからコピーをすること。
一つずつ音源を増やしていくといった順序をしっかりと意識することです。
いきなり聞こえる音をコピーするのは、よっぽど音楽に慣れ親しんだ人か、絶対音感があるような人でないと無理でしょう。
ダイアトニックコードを知ることもコツの一つかもしれません。
最初にキーを探すことをすると言いましたが、キーの中にある音階で作られるのがダイアトニックコードです。
コード進行の基本になるものなので、覚えると耳コピがぐっと楽になるでしょう。
あとは、調音による譜面作成でトレーニングをすることです。
まとめ
やはり耳コピは簡単にできるといったものではないですね。
キーを探して、メロディを覚えて、コードを知って、トレーニングもする。
一つずつできることを増やしていくのが一番の近道だということがわかります。
耳コピに挑戦しようとしている人の参考になればうれしいです。