スタッドレスタイヤは雪道以外でも走れますが、ノーマルタイヤに交換することをお勧めします。
雪道以外で走るとタイヤが摩耗しタイヤの価値が下がってしまいます。又燃費が悪く経済的ではありません。
♦メリット・デメリットは
メリット1)
圧倒的な凍結路面走行が可能です。
つまりシャーベット状路面でもスムーズに運転する機能を持ち合わせています。
メリット2)
冬道でもブレーキ制動が発揮できます。
凍結路面で安定した走行が可能なだけでなく安定したブレーキ効果を発揮してくれます。安全性が高いです。
デメリット1)
乗り心地が悪いです。
タイヤのサイドウォール部分が柔らかく制作されているためカーブや路面の凹凸に対して揺れを感じやすくなっております。
デメリット2)
燃費が悪いです。
世間では冬を迎える前にあるいは雪が降る前にスタッドレスタイヤに交換しましょうと言われていますが、なぜそのように言われているのでしょうか。
ずばり、スタッドレスタイヤは雪道やアイスバーンを走るのに優等生タイヤなのです。
特徴としてスタッドレスタイヤが接地する面(雪)に対応できる工夫がしてあるという点が挙げられます。
タイヤに深い溝が刻みこまれており、その刻みこまれたギザギザが雪道やアイスバーンを走るお手伝いをしてくれて力強く走ることが出来るのです。
アイスバーンでもひっかくようにタイヤが回転してくれます。
又、走行面にあるゴムのコンパウンドが柔らかく制作されているため雪に対して接地する領域が通常のタイヤに比べて広くなります。
そのため安定して運転することが出来るのです。
そして、スタッドレスタイヤは低温でも硬くならないよう作られておりますので雪道やアイスバーンでも安定して運転することが出来ます。
タイヤが硬くなると滑りやすくなってしまうので注意が必要です。
スタッドレスタイヤの寿命の目安は?走行距離はいつから
♦スタッドレスタイヤ寿命
スタッドレスタイヤの寿命は冬シーズンにスタッドレスタイヤを使用した場合には約3年と言われております。
通常タイヤは約5年と言われておりますのでそれだけ非常に寿命が短いということが分かります。
♦スタッドレスタイヤ走行距離
走行距離は10,000~15,000キロメートルと言われております。
この数字はあくまでも参考的な数字です。
タイヤが摩耗しているのに10,000メートル以下だからまだ交換しないというわけにはいきません。
使用する前にタイヤの状態を確認し、状況によっては専門の方に相談しましょう。
まとめ
スタッドレスタイヤは雪道やアイスバーンでも安定した運転が出来るように工夫がされております。
そのため、雪が降る前に通常タイヤからスタッドレスタイヤへ交換することをお勧めしております。
また、雪が降らない季節は通常のタイヤに交換したほうがよいでしょう。
スタッドレスタイヤのメリットは雪道や凍結路でも安定して安全に運転が出来るように作られているということ、デメリットは燃費が悪く乗り心地が悪いということです。
スタッドレスタイヤの寿命は約3年(冬シーズンをフルに活用した場合)と言われております。
平均走行距離は約10,000~15,000キロメートルと言われております。
ただし、これはあくまでも目安でタイヤの状態が悪いようであれば安全面を考慮し、その都度交換しなければなりません。
状況によっては専門の方に相談しましょう。雪国での運転は、危険が伴います。スタッドレスタイヤを上手に活用し、安全に運転しましょう。