江戸の時代から夏の暑さに打ち勝つために、身体を冷やす効果のある食べ物や飲み物が食べられてきました。
暑気払いとは汗もダラダラと垂れる真夏を乗り切るために、先人たちが編み出してきた知恵となります。
今の時代でも外に出ると暑いのは確かですが、屋内だと身体を冷やしてくれるクーラーや扇風機などがあるので便利な時代。
江戸時代では家電があったわけではないので大変な時代だったことが想像できます。
過去の人達はどのようにして、暑さに負けないように過ごしていたのでしょうか。
その暑気払いについての意味、江戸では食されていた食べ物や飲み物。
また、勘違いしやすい暑気払いと納涼会の違いなどを調べてみました。
暑気払いの意味は!誰でも理解できるシンプルな解説
暑気払いの意味を簡単に説明すると、暑さを打ち払うために冷たい食べ物、飲み物を食して身体を冷やしましょうということになります。
夏は暑いので身体がバテやすく疲れも溜まりやすい季節ですよね。
そのため、身体を冷やして暑さを乗り切ろうということです。
江戸時代では現代と違って冷蔵庫というものがありませんでした。
日照りが続く暑さに負けず、暑さを取り除くためにも冷たい物が好んで食べられました。
そこは現代のひともおなじですね。
今のほうが江戸時代に比べると気温が高かくなってるのではと聞いたがあります。
それでも、江戸でも現在でも暑さが耐えられないのは、いつどこであろうと変わりはないはずです。
現代では身体を冷やす製品もあって便利な世の中ですが、江戸時代では暑さを打ち払うために工夫を凝らして、親しまれていた飲食があります。
◆食べ物
「うなぎ」「そうめん」「なす」「かき氷」など
現代でも夏に食べられることが多い食べ物になりますね。
うなぎは土用の丑の日もあって現在でも人気のある食材です。
かき氷は今なら冷凍庫があるので、気軽に食べられるデザートですね。
しかし、江戸には電化製品という便利なものがなかったので、かき氷は上流階級の人が食べれる人気のデザートでした。
◆飲み物
「冷水」「麦茶」など
いまでも夏といえばキンキンに冷えた麦茶は人気がありますよね。
江戸のときにも暑い日には好んで飲まれていました。
太陽の日照りが強い日には冷たい麦茶を一気飲みすると美味しいですよね。
すぐに身体を冷やしてくれるので飲みすぎないように気をつける必要はありますが…。
江戸時代から続く、身体を冷やしてくれる効果のある食品や飲み物を、暑さを打ち払うために夏に食べるのはどうでしょうか。
暑気払いと納涼会には違いがある!恥を掛ないための豆知識
夏の食事会などで暑気払いという会社もあれば、納涼会という会社もあってこの2つの明確な違いについてはどうなっているのか知っていますか?
この2つには以下のような違いがあります。
①暑気払い
冷たい食べ物や冷えた飲み物を取って暑さを打ち払うこと。夏の暑い日を乗り切るための風習で身体を熱を取り除くことになります。
②納涼会
身体を冷やす目的で冷たい飲み物をとって暑さを忘れるために行われます。快適な暑さを得るために人工物で涼みます。
ビジネスシーンではどちらも使われることがありますが、暑気払いのほうが使用頻度は多いです。
違いがあるとするなら暑気払いは暑さを払うこと。
納涼会は暑さを忘れて避けることですね。
気温は年々高くなってることもあるので、暑さに負けないようにすることが大事です。
まとめ
江戸時代の頃から人にとって暑さは油断大敵なものになります。
昔のひとは真夏にも負けないように知恵を凝らして工夫をしていたのです。
いまの時代は身体を簡単に冷やせる家電があるので恵まれていますよね。
それでも、江戸の頃からの先人たちが残してくれた知恵は財産になります。
暑さを打ち払えるように冷たい食べ物や飲み物を取るのはどうでしょうか。