中華料理でもお馴染みの「鉄なべ」ものすっごい火力で火が鍋から、はみ出るくらいボーボーと出る中、振られる鉄なべ。
炒飯もパラパラと美味しそうに空を舞う。
料理を題材としたアニメでもよく見かけるシーンですよね。
私も「中華一番」というアニメに憧れて買ったのがきっかけで、よく使っています。
勿論テフロンも食材がくっつきにくく、調理後のお掃除も簡単で、それはそれのメリットがあるんですが、どうしても欲しくなっちゃったんです。
だって売り文句が「自分が育てる調理器具」ですよ?
皮財布とかと一緒ですよ!!そんな事言われたら買っちゃうじゃないですか(笑)
ただ私が愛する鉄なべ&鉄フライパン…1つの問題が。
あの黒く輝く美しい表面に出来たザラザラの赤色。
そう、アイツです。テフロンでは中々お目にかからない。
サビ!!!!
失敗しないために!鉄鍋のサビ防止について詳しく解説!
私は今回サビが出来てしまったので、サビの取り方に全力を注ぎたいところなのですが、そもそも一番大事なことは「予防」ですよね。
まずは「サビ防止」の方法を見て、一緒におさらいしていきましょう!
鉄鍋を買って、「よし使うぞ!」と気合一発!
その時にしてほしいのが「空焼き+油ならし」です。
空焼き+油ならしの手順は
①使う前にする事「空焼き」
(コーティングを取っちゃいましょう!)
空焼きは鉄鍋が青くなるまでするのがポイント!
※IHキッチンだと、センサーは働いて空焼きが出来ないので、カセットコンロでしてくださいね。
②空焼き後にする事「油慣らし」
(表面に油を馴染ませる事で、油に膜をつくるので焦げにくくなるよ!)
熱した鉄鍋に油を入れる。
↓
なんでも良いので、くず野菜を炒める。
↓
油を馴染ませましょう!
☆鉄なべや鉄フライパンは上記の2つで手入れする事で、断然サビが出来にくくなり、長持ちします!
サビの臭いがとれない!!
「予防を教えられても、もう手遅れなの!
サビは出来るし、オマケに洗っても洗ってもサビの臭いが取れないのよー!!」と、お困りの方もいらっしゃるでしょう(私も同じでした!)
ちなみに、「サビが出ちゃった!!」と、慌ててヤスリや金たわしで落とそうとするのはNG!!
お湯を沸かした時などに、そのサビがお湯に出てしまい更にサビ臭くなります。
サビは金属タワシや紙やすりで綺麗に落としてくださいね。
そうしないと、いつまでもサビ臭さ(鉄臭さ)が残ります。
では、具体的に「どうすればサビ臭さがとれるか」というところですが、ズバリ「空焼き+油慣らし」を繰り返す!!
それしかありません。
鉄ナベのお手入れ方法!
テフロンやフッ素コートの場合は、スポンジと洗剤でOKです(タワシはNG)
そうじゃないフライパンは、それなりに手入れが必要になります。
鉄ナベを少しでも長持ちさせるためにお手入れ方法も見ていきましょう。
・使ったら、スグに炒めたものを皿に出し、鉄鍋を洗います。
※炒めたものをそのままにしておくと
料理の塩分などにより、サビの原因になります。
・洗剤は使わず、タワシでゴシゴシ!
・水分が残っているとサビの原因になるので、洗った後は完全に熱が飛ぶまで、加熱あるのみ!
焦げたー!そんな時は!
鉄鍋は他の素材のものと比べて、サビることが多いです。
ですが焦ることなかれ!
サビた部分に油を馴染ませることで解決します。
まずはタワシで、サビが生じた箇所をこすり洗い!
その後、鍋の使い始めと同じく、油ならしをお試しください。
またはタワシなどで、こすり落とした後、水を沸かす。この流れを3回ほど繰り返してもOKです。
はたまた、焦げつきがひどい時は水を入れて、10分位程沸騰させて、洗剤をスポンジにつけて洗って下さい。
どちらの場合でも、水気を飛ばした後は、食用油を塗って空焼きしてくださいね!
(食用油はキッチンペーパーなどを使ってまんべんなく!)
塗った油のテカリがなくなればOK!!
「いつも同じ場所ばかり焦げる」それは油の馴染みにムラがあるからです。
まず、内側全体をたわしなどの硬いものでこすります。
そうする事で、鉄の表面の膜を膜を除去!
そして、新品の時と同じように油ならしをしてください。
ちなみにサビの取り方ですがよっぽど酷いサビでない場合、濡らしたたわしで、錆びた部分をごしごしすればすぐにサビは落ちます。
「タワシでゴシゴシしたらタワシに脂がつくのがヤダ」
という方には「ささら」というお手入れ道具をオススメします!
ささらの使い方は、たわしと変わりません。
洗い流せる汚れを落とし、その後落とせなかった食材をこそげ落とすように使います。
ささらのメリットはたわしよりも硬いので、食材をこそげ落としやすい!
また、長さもあるので手が水に触れず、手荒れしにくいです。
金額も110円からありますので、試してみるだけでも是非♪
鉄鍋のサビは身体に悪い!その真相について
ズバリ「基本的に体内には無害」です!!
「鉄鍋を使う事が減ったから、体内の鉄分が減っていっている!」と言われるくらい、からだに重要な恩恵をもたらしていた鉄鍋。
「鉄鍋で調理したら鉄分がとれるなんて出まかせだ!」と思われがちですが、NHKで取り上げられたり、研究論文にも書かれている確かな情報です。
また、日本人なら、一度は食べたことがある「ぬか漬け」
このぬか漬けに「釘」を入れる事が多いのはご存じでしたか?
これは、鉄を入れる事で、その野菜の色が変わらなくなるからだそうです。
「それとこれとは話が違う!」
確かに根拠とするには弱すぎましたかね?(笑)
では次にネズミで研究した結果をお話します。
自分の体重と同じ量~2倍の量の赤サビを食べた結果、そのネズミは……元気いっぱいで変わらなかったそうです。
またこの「赤サビ」は鉄分と酸素でできるものですので、体内に入っても害はありまあせん。
必要ない量の鉄分は勝手に排出されます。
ただ赤サビは鍋の中に入り込み、鍋をぼろぼろにしてしまうという特徴がありますので、赤サビが出たら、原則スグに取り除いた方が良いでしょう。
ちなみに赤サビではなく、黒いサビは?というと
表面に黒く広がりますが、鍋本体の鉄に空気が触れるのを防ぐ働きがあります。
赤サビを浸入させないないためのコーティングのような効果があります。
もちろん、この黒サビも体内に何の影響もありません。
ただ、放置していると赤サビに進化してしまいますので、お手入れをしっかりしてくださいね。
まとめ
・鉄ナベのサビは無害!
・覚えておくべきは「空焼きと油ならし」!!
・水分は敵!!
この3点を覚えるなり、メモしておけば、慌てる事も焦ることもなく、鉄鍋と上手なお付き合いが出来るのではないでしょうか♪